埼玉県 2年後のわたしさんからのお手紙
2021.06.19
ケアの仕事をするあなたへ。
今、あなたの心にあることを、
手紙にして送ってくださいませんか。
ケアの仕事をする誰かに届きますように。
それが、ケアをめぐる風景をすこしでも
やわらかなものにしてくれますように。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、
これまで経験したことのないことが世界じゅうで起こるなか
ケアの現場にも、たくさんの制約とリスクが生まれています。
日々変化する状況を追いかけ、不確実さに向き合いながら
物資を調達し、感染予防に努め、それぞれ対応に追われていることでしょう。
人々の暮らしを支え、生きることを支える、それがケアの仕事。
どんな状況においても、ケアを必要としている方々がいます。
こんなときだからこそ、いつものようにケアを届けたいという思い
ケアを通じた「わたしたちの時間」を大切にしたいという願い
自分たちの仕事が目の前の人の生活を支えるのだという誇り
同時に、ケアする人も、この状況に不安や恐怖を感じる、1人の生活者です。
知らずにうつしてしまうのではないかという不安、感染の恐れ
生活の心配、家族のこと、自分のこと、いろんな事情や思いがあり、葛藤があります。
なんらかの理由で、ケアの仕事を中断することを選んだ方も
中断することを選べないまま続けている方もいらっしゃるかもしれません。
一人ひとりが感じ、考えてきたこと、いま思うこと。
不安も嘆きも、
そして安心も喜びも
そっとおろして、分かち合いたい。
そんな思いで生まれたのが、
「ケアレター──ケアの仕事をするわたしからケアの仕事をするあなたへ」の
お手紙プロジェクトです。
ケアレター実行委員会 金子美和・鎮目彩子・堀田聰子
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手紙を書いて
投函すると
ウェブサイトでみんなに届く
医療・介護福祉等の領域でなんらかケアの仕事に携わる方
職種や資格は問いません
いまは仕事を離れた方も含みます。
□手紙の形式:封書・ハガキ
□分量:自由
□手紙の最後に書き添えて頂きたいこと:
※この内容はウェブサイトに掲載します。差し支えない範囲でお書きください。
①分野(医療・介護・福祉・その他)
②職種・職場(例:ヘルパー・訪問介護、相談支援員・自立相談支援、元看護師 等)
③年齢・年代
④性別
⑤名前(ペンネームでも構いません)
[手紙を書くにあたっての注意]
□ウェブサイトにお手紙の写真とテキストを掲載します(その他媒体でのご紹介も検討中)。有志の活動につき、個々に掲載のお知らせは致しません。
□個人や団体等が特定できる情報はご注意ください。確認のうえ、ご連絡なく伏字等にさせて頂くことがあります。ご了承ください。
□第三者を誹謗・中傷するもの等については、掲載を見送らせて頂きます。
1. 返事を送りたいときはどうしたらいいですか?
申し訳ありませんが、頂いたお手紙への個別の返信は受け付けておりません。
ご本人に直接お届けすることはできかねますが、お返事に書きたいと思われたことを、ケアの仕事をする誰かに宛てた手紙として当プロジェクトにお送り頂ければ幸いです。ご本人のみならず他の多くの方にも届きますように。
2. 送った手紙はその後どうなるんですか?
しばらくの間は事務局にて保管させて頂き、そのあとのことは未定です。まとめて神社に持って行こうか、それをイベントにしようか、といった案もあり、皆様からもご意見を頂きながら決めてまいります。お手紙を当プロジェクト以外で使用することはありません。
3. 間違えて送ってしまったときはどうしたらいいですか?
mail@careletter.jp までお問い合わせください。
4. 仕事を辞めてしまったんですが、私も書いていいですか?
もちろんです。書いて頂くのも、ケアのお仕事をされていたときに感じられていたことでも、今感じていらっしゃることでも、どちらでもかまいません。お手紙お待ちしております。
5. 自分の仕事が対象か分かりません、ケアの仕事の定義を教えてください
職種で制限するということはなく、ご自身の仕事をケアの仕事だと考えていらっしゃるすべての方が対象です。どのようなお仕事を通じて、何を感じていらっしゃるのか、ぜひ教えてください。
6. 載せるか載せないかはどうやって判断しているんですか?
頂いたお手紙はどれも等しく大切なお手紙として、すべてサイトに掲載させて頂く方針です。ただし、インターネット上に個人的な考えや思いを公開するというプロジェクトの性質上、個人や団体が特定できてしまうもの、誹謗中傷が含まれるものなどは掲載しない場合があります。
7. 掲載をやめて欲しいときはどうしたらいいですか?
mail@careletter.jp までお問い合わせください。
8. どうしても手紙じゃなきゃダメですか?
この時代に直筆で手紙を書き投函するのは時間も手間もかかるのですが、便箋に向かう静かな時間に紡がれる言葉を大切にしたいという思いから、お手紙のみでの受付とさせて頂いています。特別なご事情のある方は mail@careletter.jp までお問い合わせください。
9. 運営しているのはどんな人ですか?
ケアレター実行委員会は、介護や福祉に関わる3人の有志で、2020年春に立ち上げました。
ケアとの異なるかかわりをもつ3人が、それぞれから見える景色を話すなかで生まれたものです。
金子美和(シングルマザーになってから福祉の分野で働き始めて9年。現在は生きづらさを抱える若者たちの就職支援に携わる。弱いまま働くためにはみたいなことをぐるぐる考える40代の日々。)
鎮目彩子(東京都新宿区の訪問介護の会社で経営企画と訪問介護員として働く。人の力を活かすダイバーシティのあり方に関心あり、30代子育て中。)
堀田聰子(学生時代から自立生活を送る障害者の介助等に携わる。人と地域がもともと持つ力の回復・再生の手がかりを探りながら対話と活動を続ける40代。)
企画・運営
ケアレター実行委員会
(金子美和・鎮目彩子・堀田聰子)
ウェブサイト制作
オフィスナイス
(清水恒平・小野生・稲葉千恵美)