あじさいさんからのお手紙
神奈川県 50代 女性
精神保健福祉士
ケアレター事務局の皆様
すてきな企画をありがとうございます。
何年かぶりに、便箋に手紙を書いています。
緊急事態宣言も解除されましたが、世の中はまだまだ通常には戻りそうにありません。
戻ることが良いかどうかもわかりません。
良かった面が継続され、改善すべきがより良く変わっていくことでしょう。
私は2月末に初めての海外での学会ポスター発表を予定していました。
現地での日本領事館から注意喚起メールが流れ、仕事柄、当日朝に渡航をキャンセルしました。
この一連のできごとは生涯忘れられないと思います。悔しさと安堵と未練と、正義感と。
しかし事態は世界中に拡がり、深刻さを増し、あれよあれよと言う間に、尋常ではない世の中になってきました。私も濃厚接触者になりました。
幸い、私の周辺では、これ以上のCOVID-19の被害はないのですが、世の中のダメージは測り知れないものがあります。私は精神保健福祉の仕事をしていますが、こころの疲弊を訴える声が、これから日ごとに増えると思っています。どうか、これまでの安定が崩れず、支えてくれる環境に出会い、この時期を乗り切って欲しいと思います。私も、微力ながらお手伝いできたらと思い、明日への仕事を頑張るつもりです。
事務局の皆様もどうかご自愛ください。
かしこ